金属アレルギーでも矯正治療ってできるの？｜

金属アレルギーが心配な方は矯正治療前に一度検査を受けていただく事をお勧めします。

検査方法は主に

・パッチテスト（保険適用可）

・血液検査（保険適用不可）

の2種類があります。

矯正治療の為の検査であれば、保険適用可能なパッチテストで問題ないかと思います。

金属アレルギー検査の為のパッチテストは一般の皮膚科では取り扱いが無い場合もありますので、お電話での事前確認をして頂くか大きな総合病院での受診が良いかと思います。

当院の近くの病院ですと

・名古屋第一赤十字病院

・増子記念病院

・藤田医科大学ばんたね病院

などで金属アレルギー検査が可能です。

検査の為に紹介状が必要な場合は当院より発行致します。

矯正治療の際に使用する頻度の高い金属として

・Ti（チタン）

・Ni（ニッケル）

・Cr（クロム）

・Fe（鉄）

などがあります。

チタンはアレルギー反応を起こしにくい金属とされていますが、アレルギー反応陽性の方も稀にみえます。チタンにアレルギー反応陽性の方はワイヤー矯正を行うのが困難なため、インビザライン矯正をお勧めしております。

ニッケル、クロム、鉄に関しましてはアレルギー反応陽性でも軽度であればワイヤー矯正が可能な場合もあります。

その際は表側矯正装置の中でも「クリスタルブラケット」か「セラミックブラケット」などの金属を極力含まないタイプの矯正装置を使用していただく事をお勧めしております。もちろんインビザライン矯正も可能です。

裏側矯正装置は使用金属量が多く、金属アレルギーの方にはあまりお勧めはしておりません。

金属アレルギーのご自覚が無くても、矯正治療を開始してから金属アレルギー反応が出る方もいます。

当院にて矯正治療途中に金属アレルギー反応が出てしまった場合は、

インビザライン矯正への途中変更が可能です。（※追加費用が必要です。）

矯正治療を始めてから手足の痒み、蕁麻疹などの症状が出てしまった方は一度医師にご相談ください。